「自分の仕事にドローンを使いたいけど、一等と二等どちらが必要?」——業種によって飛行環境が異なるため、必要な資格レベルも変わります。この記事では主要な業種ごとに整理します。

農業(農薬散布・播種)

農地での農薬散布は、人や建物から30m以上の距離が確保できる場合、飛行申請で対応可能なケースが多いです。ただし、農地が住宅地に隣接している・夜間散布を行うなどの場合は特定飛行に該当します。二等技能証明があれば許可・承認の手続きが不要になり、業務効率が上がります。

測量・空撮

山間部・無人地帯での測量・写真撮影は、条件によってはカテゴリーIの飛行として申請不要の場合があります。ただし市街地・住宅地での撮影は人口集中地区上空に該当するため、二等資格があれば手続きが大幅に簡素化されます。

インフラ点検(橋梁・電力線・鉄塔)

橋梁・鉄塔・送電線などの点検飛行では、構造物の直下・直近での飛行が発生します。第三者がいる可能性がある場合はカテゴリーIIIとなり、一等技能証明+第一種機体認証が必要です。インフラ点検業務の本格展開を目指すなら一等が必須といえます。

物流・ドローン配送

第三者の頭上を通過する配送ルートを設定する場合は、カテゴリーIIIに該当します。レベル4飛行(第三者上空での補助者なし・立入管理なし自律飛行)は一等技能証明が必須です。ドローン配送ビジネスへの参入を検討しているなら一等の取得をおすすめします。

警備・災害対応

広域監視・災害現場での調査では目視外飛行が多くなります。目視外飛行は特定飛行に該当するため、二等技能証明があれば許可・承認不要で実施できます。迅速な対応が求められる業務ほど、手続き不要で飛べる資格のメリットが大きくなります。

まとめ——どちらを選ぶか

  • 市街地・夜間・目視外での業務が中心 → 二等から取得
  • インフラ点検・ドローン物流・第三者上空の完全自律飛行 → 一等が必要
  • まだ飛行経験が浅い → 基礎FTコース → 二等 → 一等の順で着実に

二等コースの詳細 / 一等コースの詳細

出典:国土交通省「無人航空機の飛行カテゴリー」/「無人航空機操縦者技能証明等」