ドローンの事故の多くは、飛行前の確認不足が原因です。「いつもやっているから大丈夫」という慣れが思わぬトラブルを招くことがあります。この記事では、安全な飛行のために必ず行うべき8つの確認ステップをご紹介します。

飛行前チェックリスト 8ステップ

STEP 1|天候・気象を確認する

風速5m/s以上・視程が悪い・雷雨の恐れがある場合は飛行を中止します。天気予報だけでなく、現地での実際の風速計測が理想的です。

STEP 2|飛行空域をチェックする

DIPS2.0やFISS(飛行情報共有システム)を使って、飛行予定エリアが飛行禁止・飛行制限空域でないかを確認します。臨時制限空域の設定も随時更新されるため、前日だけでなく当日も確認しましょう。

STEP 3|申請状況を確認する

特定飛行を行う場合は、必要な許可・承認が取得済みであることを確認します。許可書・承認書は飛行中も携帯が義務付けられています。

STEP 4|機体の外観を点検する

プロペラの損傷・ゆるみ・欠け、機体フレームのひび・変形、アームの接続状態、各センサーの汚れや損傷を目視で確認します。

STEP 5|バッテリーを確認する

バッテリー残量(フルまたは必要量以上)、バッテリーの膨張・変形がないか、端子の汚れ・腐食がないかを確認します。膨張しているバッテリーは絶対に使用しないでください。

STEP 6|送信機・通信状態を確認する

送信機の充電残量、機体とのペアリング状態、GPSの受信状況(衛星数)、FPVモニターの表示が正常かを確認します。

STEP 7|周囲の安全を確認する

飛行エリア周辺に第三者・動物がいないか、飛行経路上に電線・木・建物などの障害物がないかを確認します。補助者を配置する場合は役割分担を事前に確認します。

STEP 8|テストホバリングで動作確認する

離陸直後に低高度(1〜2m程度)でのホバリングを行い、機体の挙動・各軸の応答・異音がないかを確認してから本飛行に移ります。

チェックを習慣化することが最大の安全対策

これらの確認事項はJULC講習のカリキュラムの中でも繰り返し指導される内容です。習慣として定着させることで、ヒューマンエラーを最小限に抑えることができます。

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出典:国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」/「無人航空機操縦者技能証明等」