左サイドが物語っていた、過去のダメージ
今回入庫したハイエースは、左サイド全体に大きな損傷を抱えた車両でした。
一見すると「一度は直してある車」に見えますが、近くで確認すると状態はかなり深刻です。
パテは浮き、内部は錆が進行。
ガードレールに衝突した際にできる特有の穴がそのまま残り、サイドレールもドアも波打つように歪んでいました。
過去の修理が“応急処置”で終わっていたことは、正直に言えばすぐに分かる状態でした。






通常であれば、交換が前提になる損傷です
この状態であれば、一般的には
- ドア交換
- サイドパネル交換
- 場合によってはレール修正
といった判断になります。
安全性や耐久性、仕上がりを考えれば、それが最も分かりやすく、説明もしやすい方法です。
「交換になりますね」そう言えば、話は早いですが
それが常に「最適解」とは限りません。
お客様の希望は「交換しない」という選択でした
今回、お客様からは明確なご要望がありました。
「できる範囲でいいので、交換せずに板金で直してほしい。」
理由はさまざまあります。
コスト、使用状況、今後の乗り方。
私たちはまず、その背景を含めて話を伺いました。
ESG経営研究所では、ご要望をそのまま受けるのではなく
実現できるかどうかを現場目線で見極めることを大切にしています。
「できる・できない」は、現車を見てから決める
判断を行う際に非常に重要なのは、以下の点を一つづつ確認することです。
- 骨格として使える部分はどこか
- 腐食はどこまで進行しているか
- 板金修理として成立させた場合、どれくらい持つか
浮いているパテはすべて剥がし、錆は表面だけでなく内側まで処理します。
「見た目がそれなりに戻ればOK」という修理は決して行いません。
新品同様を目指さない、という誠実さ
今回の修理は、新品同様を目指すものではありません。
そこを誤解してほしくないのです。
目的は
「まだこの車を、安心して使える状態に戻すこと」です。
日常使用に支障がなく、見た目も大きく改善し、
今後の劣化スピードを抑えられる状態。
そのラインを、現実的に、確実に超えること
それが今回の板金修理のゴールでした。



交換しない判断を支えるのは、技術と経験です
板金修理で成立させるには、
ごまかしは一切効きません。
どこまで叩けるか。
どこを残し、どこを捨てるか。
仕上がりだけでなく、数年後を想定できるか。
その判断を支えるのが、現場で積み重ねてきた経験と、確実な技術力です。






結果として、ESGにつながっているだけです
私たちは、ESGを掲げるために修理方法を選んでいるわけではありません。
- 使えるものを見極める
- 不要な交換をしない
- 車をできるだけ長く使える状態に戻す
その積み重ねが、結果として
廃棄物の削減や、資源の有効活用につながっています。
ESG経営研究所が大切にしているのは、理念よりも、現場で続く判断です。
ボロボロだった左サイドは、再び現場へ
大きく傷んでいた左サイドは、
もう一度「働く車」として使える姿を取り戻しました。
派手さはありません。
ですが、お客様の事情に寄り添い、現実的な最適解を探り、確実に仕上げる。
それが、私たちの目指す修理です。



交換と判断される前に、一度ご相談ください
事故修理や板金修理では
「本当に交換が必要なのか」
「板金で成立する余地はないのか」
判断が分かれるケースが多くあります。
ESG経営研究所では、現車を確認したうえで、
交換・板金それぞれのメリットとリスクを正直にお伝えしています。
費用を抑えたい方、できるだけ長く車を使いたい方は、
交換を決める前に一度ご相談ください。
